ma-mi430のブログ

島での生活。60代新たな挑戦で自分を高めたい

飛行機の中で呼んだ1冊、泣けました。

飛行機の搭乗時間東京羽田空港までの搭乗時間
約2時間15分。その時間は、私の「読書時間」です。



 人は食べ物が目の前にあると、
朗らかになります。
会食をしながら話をすると、
気持ちよい言葉がよく出るようになります
食べることができる、そ
れは幸せを手に入れた気持ちになります。


「神様の定食屋」 中村颯希:作
 定食屋を任された哲史
ひょんな出来事をきっかけに
死んだ人と生きた人の思い出の味を再現することができる能力を持つようになるのです。
 家族に愛する人に食べさせてあげたいとの願いを叶えるために
死んだ人が哲史の身体に憑依することから物語は展開していきます。
亡くなった人は、その人と一緒に食べた料理を再現し、
哲史の口をかりて思いを伝えます。
 生きているときに伝えきれなかった思いを受け取りあう場面に
涙腺の弱くなった私は、涙がこぼれてハンカチが湿ってしまった。
本の帯には、「満員電車の中では読まないでください。」と
書かれていたが、無視して読んでしまった。


 私は現実の世界から離れてみたいと時々思う。
そんな時に出会う物語が、ストレスを吹き飛ばしてくれる