ma-mi430のブログ

島での生活。60代新たな挑戦で自分を高めたい

自主的なボランティア活動にあっぱれ。88歳の父親

「あんたの父ちゃん、えらいよー」「あっちこっちの草を刈ってくれているからさー」
と近所のおばさんから報告を受けた。
何のことがさっぱりわからずに、ぽっけーとしていると3つの現場にずるずるとひっぱられた。
「一人で、草刈りやっていたんですか。」「そうさー、昼からいつもやっていたよー」
そうだ。最近、近所の草木が刈られていて、明るくなったと感じていたんだ。
市役所の環境課の担当がやってくれているとばっかりに思っていたのに、まさかわが父親がボランティアでやっていたとは、さすがわが父。
いつの時でも父は、気持ちいいことをしても自分がやったとは、言わない人だった。
気づかれなくともいいさと思う人だから。
88歳になっても草刈り機を肩に担ぎ何時間も草木を切る、父に危ないからやめようといってもやめないだろうな。
父は黙って、黙々と仕事をこなしていた、決して仕事をつらいとか難儀だなんて言わなかった。戦中、戦後を生き抜いてきた父。あの頃に比べればと思うのだろう。
そういえば、草木がしげっていると何か気になることでもあるのか、生きているうちに聞いてみようと思う。


空き家になっている場所。ネズミや野良猫の住処になっている。

この場所の持ち主が、なくなっていつの間にかごみ置き場となっていたところを2週間かけて、草木をかりごみ処理をしていたらしい。

四方八方出入りのできない土地、起伏のある場所の草や木を刈るには、時間を要していただろうに。怪我がなくって良かった、一安心。


身近に生き方見本となる人がいる。この人を追い越すことができるであろうか。難しい気がしてきた。あきらめるのは、まだ早い。生きた年月が違うからね。