ma-mi430のブログ

島での生活。60代新たな挑戦で自分を高めたい

図書館での本選びの時間と紹介

子供たちの声に耳を傾けると「ねえ、次は僕の番だからね。」
その次は、ぼくだよ」好きな本の予約、きっと話題を共有していますね。いいね。
 私は、静かに彼らの会話を聞きながら、背表紙にかかれた文字を読みながら読みたい本を探しています。


沖縄も少しずつ冷えてきました。
小雨が続いていますちょっぴりさみしさを感じています。
こんな日は、読書時間をたっぷりと予定に入れています。


「いいたいことがあります」 作・魚住 直子
小学校6年生の陽菜子は、単身赴任の父。母、兄の4人家族。
陽菜子は、学校から帰ってくると家事も勉強も手を抜かずにこなしている。なのに、お兄ちゃんだけは、進学校だから、部活もやっているから家事はしなくっていいのだ。
それに不満をかかえている。
お兄ちゃんだけではなく、一番はお母さんに。
「なぜ、どうして」納得のいかない悶々とした日々、自分の気持ちが言えない自分にいらいらしながら過ごしていると、古い手帳をみつけたと同時に「スージー」という名の女の子に出会う。ふっと現れる彼女は、いったい何者。
彼女は、陽菜子の気持ち。手帳に書かれた気持ち。
生活環境は、無意識のうちに引き継がれているのだと教えてくれる物語。


TWO TRAINS」作・魚住 直子
 小学校の女の子が主人公。
一人ひとりそれぞれが織りなす小学生心の変化を教えてくれる物語。
 言葉のとらえ方によっておこる心の変化。思ったことを口にしてしまったことで、仲間外れにされたけど、見返してやると決めた日から自分を見つめなおす女の子。
 授業が楽しくない、メリハリがない、感情を押し殺しているかのように見える教師に子供たちの感情が飛び出す。その一方で去っていく教師に手作りのプレゼントでさよならを伝えるがプレゼントしたことに後悔する女の子。言葉で表情でうれしさを表現することの大事さを教えてくれる。
 重なりあう電車の窓から見える同い年の女の子。いつの間にか電車が出発する時間までの間お喋りをすることになった二人。引かれあうから気が合うへと気持ちの変化を感じてほしい物語。