ma-mi430のブログ

島での生活。60代新たな挑戦で自分を高めたい

言葉から逃げることできるかな。

世界の果ての魔女学校 石崎洋司作
 「ことば」というもの。正統と異端の都合の良い解釈。
読み返しながら自分なりの解釈をしている途中です。


『人間ってのは狡猾でね。化け物に出くわせば目を閉じる。身の毛もよだつ悲鳴には耳をふさぐ。ぷんぷんたる死臭には鼻を抑える。奴らは「直面したくない現実」から逃れるすべを知り尽くしているのさ。だが、そんな人間どもでも逃れることのできないものがある。
それが「ことば」さ。
 人間は「現実」からは逃れられても、言葉の作り出す「幻」には直面せざるを得ない。言葉こそ、あたしたち魔女にとっての、理想の黒魔法なのさ」
子どもは、みんなうそをつくの。嘘で急場をしのぐのは、子どもの特技なのよ。


 正しい考えを受け継いでいるのが「正統」そこから外れて正しくないのが「異端」
異端審問官に都合のいい「解釈」でそう決めてだけさ
 聖書にいろいろかいてあるでしょ。でも、はっきりした言葉で書いてないからその言葉の意味を教会の偉い人たちが解釈する。そしてこれが正統的な考え方です。」と庶民に教えるわけさ。すると庶民はよくわからないけど「そうなんだ」ってなっとくしちゃう
よくわからなのに、なっとくしちゃう』


 児童書なのですが、深く考えさせられる文章がぷんぷんと漂っている物語です。

え。春と間違えってしまったのかな。琉球コスミレちゃん
ぽかぽか陽気に花を咲かせて、私を楽しませたかったのね。
ありがとう、気持ちいいを味わいましょう。