ma-mi430のブログ

島での生活。60代新たな挑戦で自分を高めたい

「年末年始休日最後の夜」

年末年始の休日は終了し、仕事に戻る前日の夕食は居酒屋メニュー。


「さあ、気合を入れて早寝早起き、仕事モードに体をなれさせ儲けましょう。」
だって、定年退職し再雇用で働く身としては、なんと複雑な我が家の若者の
気合なのかと思ってしまった。
昨今SNSでは、株投資・ポイ活などの動画で不労所得のことや副業の話題で
毎日流れているはずなのに、目にしないのかと首をかしげたくなった。
やっぱりスポーツと車、興味・関心のあることに話が盛り上がった。
隙間を見つけては、仕事について話をするが「ははん」で終わってしまう。
こんな時だから若者たちの「働く」についてどう考えているのか
教えてもらいたかったのだけれど、今ではないのだろうな。


そんな私は、
「ミチルさん、今日も上機嫌」原田 ひ香作
本の帯に「45歳、職なし、バツイチ、彼氏なし、あるのはマンションと貯金300万円」
それなのに、ミチルさんは、今日も上機嫌なのかとどんなところが?
手に取りレジへ向かう。 家に持ち帰り早々にページを開く。


 彼氏に振られ、生活をみだしたミチルさんは会社を辞めてしまった。
若さと独身のころは、エステと衣服にお金をつぎ込み。
移動手段としてタクシーチケット。
コンパで理想とする男性を見つける女子大生ともてはやされる。
男性は、羽振りのいい男になりきる。
そんな時代を生きたミチルさんが、
はじめたアルバイトは、ポスティング。1枚当たり2円、1週間で5000円。
「この仕事は、信頼関係。」と先輩からの言葉。
先輩の指導を気持ちよく行うミチルさん。素直なミチルさん。
ミチルさんは、周りの人と関わりながら得意を引き出してもらうことや。
仕事のスキルをしっかりと身についているのに、
それが今まで活かされてこなかったこと
それを気づかないミチルさんに周りが教えてくれた。


仕事とは、自分の得意を引き出してくれる場であり
活かしてくれる場なのです。
それを教えてくれた物語。


息子が一言「仕事楽しいよ」と残し東京へと戻っていった。ほっとした。