「ガジュマルのように支えられて生きている」
わたしと父親、叔母の3人は、ネズミ年。
従兄弟からいつもお世話になっているお礼にとランチ券を頂いた。
ホテルのランチブッフェ券。
何を食べたいのか迷う叔母。
いくつもの種類を食べたい父。
共に88歳。食欲旺盛な父親に叔母が言葉。
「あんたは、100歳まで元気で生きるさあ~」
「姉さんが、天国で待っているはずだのに、いつまで待たせるかね」
耳の遠い父親は、
「夕飯の分まで、食べようね。今日の夕飯いらん。」
本当かな~。時間になったら、きっと
「まだかね、夕飯は」と言い出すに決まっている。
まっ。いいか。
根っこで支えられているガジュマルの姿を見て、手を添える二人の老人。
「私達と同じだね。いつも世話してくれてありがとうね。」
胸がじゅーわーと熱くなった。涙線がゆるくなった目から涙が少しこぼれた。
昔話を語ってもらう役割が、二人には、残っているから生きているんだよ。
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