ma-mi430のブログ

島での生活。60代新たな挑戦で自分を高めたい

「大丈夫だよ。心配しないで。」

以前に普天間神宮の裏庭を叔母と二人で散歩した。
叔母は、故郷を思い出す場所としてお気に入りの様子。
「もう一度こっちに来て、歩けたらいい」とボソッとつぶやいたことを覚えている。
今日叔母の方から「普天間神宮いくねえー。いくんだったら一緒に連れて行って」
と誘いにやってきた。珍しいこともあるもんだ。
いつも自分からどこへ行こうとは、いわない叔母だから。
 私は、この日少しばかり頭痛がして、気が乗らず約束の時間になってもぐだぐだ。
10分も待たせてしまった。叔母はそれでも笑顔で待っててくれた。ありがとう。


 信号待ちをしていたら、ボンと音がした。
前のめりになった、ぶつけられたんだと、気持ちを落ち着かせ、車外に出ると
小さな男の子を抱いた若い母親が、「すみません、子どもに気を取られてしまって」
「お子さんは、大丈夫。びっくりさせてしまったね。」



車内の叔母の顔は、青ざめている。「叔母さん大丈夫」返事なし。
気になりながらも事故処理を行う。
その一部始終を見ていた叔母は、
「教育しただけ、自分で落ち着いてできたねえ~すごいさあ~。怒らないでえらいさあ~」
「叔母さんだったら、心臓ドキドキして、何していいか分からんはず。ごめんね。」
やっぱり気にしている。
「厄払いに、どこかで昼ごはん食べていこうかねえ。
これくらいの事故ですんだから、ねえねえ~とおばーが見守ってくれたんだよ。
ありがたいね~。うとーと。」


「叔母さんが、食べたことのないめずらしい物食べに行こうねえ~」
重い鉄板のフライパンを見て、
「軍雇用員のウエットレスとして働いていた時に、ステーキ皿がとても重くって、
仕事が終わった後は、手がいつもしびれていたよ」
「あんたの母ちゃんは、人の倍働いていたから、
翌日には、手が挙がらんて泣いていたさあ~。
だから車の運転をして、事故にあったこともあるよ」
少しでも、事故のことを気にしないでほしいと思ったランチタイムだったけど
やっぱり気にしている。


やっと家から連れ出したのに、家に閉じこもらないかと心配になった。
めげずに声掛けをしていこう。